ビジネスマン必須の知識とスキルが身につく中小企業診断士試験とは!?

診断士試験一般

こんにちは!

独学で中小企業診断士試験に合格した、企業内診断士のサラパンです!

パンダン
パンダン

中小企業診断士って聞いたことない資格だけど、どんな資格なんですか?

取得して役に立つんですか?

サラパン
サラパン

中小企診断士は経営コンサルタントに関する国家資格だよ。

資格試験を通じて、ビジネスマンに必要な知識やスキルを幅広く身に着けることができるんだ!

この記事では、中小企業診断士試験の概要や資格の魅力について紹介します!

中小企業診断士とは!?

中小企業診断士は経営コンサルタントの唯一の国家資格で、経済産業大臣によって登録されます。

企業の経営課題を診断し、経営戦略の立案、事業計画の策定など企業の成長を多角的に支援するため、幅広い知識とスキルが必要になります。

中小企業診断協会のホームページには、以下のように記載されています。

 中小企業診断士は、まず企業の成長戦略の策定について専門的知識をもってアドバイスします。また、策定した成長戦略を実行するに当たって具体的な経営計画を立て、その実績やその後の経営環境の変化を踏まえた支援も行います。このため、中小企業診断士は、専門的知識の活用とともに、企業と行政、企業と金融機関等のパイプ役、中小企業への施策の適切な活用支援まで、幅広い活動に対応できるような知識や能力が求められています。

実際に診断士として企業を支援する際には経営や財務の知識のみではなく、各関係者と円滑に協議するためのコミュニケーション能力なども必要になります。

中小企業診断士は資格試験のみではなく、登録に必要な実務補習などを通じてコミュニケーション能力などのスキルや人脈なども広げられることが大きな魅力の一つです。

中小企業診断士登録までの流れ

中小企業診断士に登録するためには、資格試験に合格したうえで診断士登録を行う必要があります。

資格試験の受験資格は特に無く、どなたでも受験することができ、毎年1回開催されます。

各試験の内容は以下の通りです。

第1次試験

第1次試験は毎年8月に、4~5個の選択肢から回答を選択する選択式試験で行われます。

試験科目は7つあり、幅広い知識が求められます。サラリーマンで企業に勤務されている方であれば、いづれかの科目は業務内容に関連するものがあるのではないでしょうか。

合格ラインは全科目合計が60%以上ですが、1科目でも40%以下を取ってしまうと問答無用で不合格になります。

そのため、できるだけ苦手科目を作らないように勉強を進めていく必要があります。

各科目は60%以上の得点を取れば科目合格となり、次年度に再受験する際に免除することができます。

2年以上かけて合格を目指す方の中には、1年目に苦手科目を集中的に勉強して科目合格を狙い、2年目に全体での合格を目指す方もいました。

また、科目合格した科目でも受験することはできるため、全科目合計で60%を目指すために得意科目は敢えて免除しないなど、合格するための作戦を考える必要があります。

第1次試験に合格すると合格した年度と次年度の第2次試験を受験する権利を得ることができます。

過去問と試験の回答については、中小企業診断協会のホームページで公開されています。

第2次試験

次の試験は企業の事例文を元に、企業への診断内容回答する試験が記述式で行われます。

診断士試験の鬼門はこの第2次試験だと言って過言はないと思います。

第2次試験は過去問のみ中小企業診断協会に開示されており、公式の回答が公開されていません

そのため、各資格の専門学校が公開している解答例などを参考に勉強を進める必要があります。

試験問題に記載されている情報を頼りに、根拠のある解答をする必要があります。

そのため、文章を正確に把握したうえで、回答を作成する論理的な思考能力が問われます。

第2次口述試験

最後の試験は12月~1月に開催される面接試験です。

第2次試験の中から2事例ほどを取り上げたうえで、事例に関する質問がされます。

面接で普通に受け答えができれば合格できるといわれており、毎年、受験した大半の方が合格されています。

面接中に携帯電話が鳴ってしまったという知り合いの方もいましたが、無事合格されていました。

第2次試験の内容をしっかりと頭に入れたうえで、リラックスして試験に臨めば特に問題なく通過できる試験かと思われます。

各試験内容についても中小企業診断協会のホームページに情報が開示されていますので、詳細は中小企業診断協会のホームページを参照ください。

実務補習

中小企業診断士は、試験に合格するとすぐに診断士の登録ができるというわけではありません。

試験に合格したうえで、実際の企業に対して経営コンサルティングを行った実績が必要になります。

ですが、普通の方が急に企業の経営コンサルティングを実施することはハードルが高いため、実務補習の制度が準備されています。(実際に企業に経営コンサルティングすることができる方は、実際のコンサルティング実績照明で代替できます。)

実務補習では実際の診断士の方の指導を受けながら5~6人でグループを組み、企業へのヒアリング、課題の整理、企業に対しての助言など、一連のコンサルティング業務をグループで実施して資料としてまとめあげます。

基本的に企業へのヒアリングなどは平日に開催されるので、サラリーマンの方は休みを取ったうえで参加する必要があります。

初めて指導者、グループメンバー、診断先企業の関係者と上手くコミュニケーションを図りながら検討を進めたうえで、検討結果を企業の方々にプレゼンテーション必要があるため、コミュニケーション能力やプレゼンテーション能力が鍛えられます。

実務補習の内容については『企業へのヒアリング~企業に対しての助言』までの大きな流れは共通ですが、指導してくれる診断士の先生の進め方に大きく依存するため、グループによって異なります。

17時ちょうどに解散するグループもあれば、21時近くまで議論を重ねているグループもありました。

実務補習の内容については、別の記事で詳しく書きたいと思います。

企業に勤務されているサラリーマンには現実的ではないかもしれませんが、第2次試験と実務補習については、中小企業診断士の養成課程を修了することで免除することも可能です。

第2次試験にチャレンジしても中々うまくいかない方は、養成課程について、検討してみるのも良いかもしれません。

登録までの費用

私が独学で診断士試験に合格し、登録までにかかった費用を以下にまとめています。合計でおおよそ220,00円かかりました。

実務補習代が高額なため、全体を通すと独学でも結構な費用が掛かってしまいました。

その分、実務補習を通じて得られたものは大きかったと感じているので、相応の価値はあるのではないかと思います。

項目費用
1次試験テキスト代16,800
1次試験受験料10,500
2次試験テキスト代11,700
2次試験受験料17,800
実務補習受講料148,600
合計219,900

中小企業診断士の魅力

中小企業診断士には多くの魅力がありますが、企業内診断士として感じている診断士の魅力を3つ紹介します。

キャリアアップのチャンスが広がる

私は普段は生産に関する業務を担当しているため、経営や会計に関することに触れる機会がありませんでした。

診断士試験を通じて経営や原価計算の仕組みなどを学ぶことで、社内の上層部への報告などがスムーズに受け入れらることも多くなり、経営層の方々と接する機会も増えました。

また、1次試験では幅広い範囲を学ぶため、情報システム部門や経理部門など、社内の他部門との協議の際に診断士で学んだ内容が活かされる場面が多く、診断士試験の勉強を始める前に比べ、社内で頼られる場面は劇的に増えたと実感しています。

人脈の形成

実務補習やイベントへの参加などで普段の勤務では接点を持つことのできない他業界の方々を多くの人脈を形成することができます。

私の場合は、金融機関に勤務されている方や企業の経営戦略を立案されている方など日常生活では接点のない分野の方々と知り合うことができました。

普段の生活では触れ合わない方との触れ合いは刺激となり、新たな分野への学習意欲を駆り立てる一因にもなっています。

自分に自信がつく

一般的に難関資格といわれる試験を合格することで自分自身に自信を持つことができました。

診断士の学習に取り組む前には全くの無知の科目も多く存在しましたが、一つ一つしっかりと学習することで知識が拡充されていることが実感できました。

初めて企業経営理論の勉強を開始した数週間の、知識が拡充されていっている充実感は今でも忘れられません。

各試験科目の内容はサラリーマンであれば業務の中で、すぐに活かせる内容も多いため、学習内容を業務に活用することを通じて自分に自信を持つことができました。

また、「やればできる」という認識を持つことができたことで、未知の分野への積極的に取り組めるようになりました。

まとめ

中小企業診断士の概要や魅力について、解説しました。

  • 中小企業診断士とは経営コンサルティングに関する唯一の国家資格
  • 診断士登録するまでには第2次試験まで合格し実務の実績も必要
  • 試験や補修などを通じて、経営に関する知識の習得やコミュニケーション能力などの向上が期待できる
  • サラパンが独学で診断士登録までにかかった費用はおおよそ220,000円
  • 診断士登録までの流れを通じて人脈の形成や新たなキャリアアップのチャンスにつながる
サラパン
サラパン

中小企業診断士の試験内容から登録までの流れと魅力について解説したよ!

上手く伝わったかな?

パンダン
パンダン

はい、僕も診断士試験の勉強をしてみたくなりました!

がんばって勉強します!!

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