こんにちはー!現役診断士のサラパンです!

会社で新しい商品のアイデアを出せって言われたけど何から考えたらよいかわからないよ…
企業が成長するために新しい製品を出す際にはどのようなことを考えて製品を開発すべきですか?

良い質問だね!
どのような商品をどのような市場で販売するかがとっても重要だよ!
今日は成長戦略を整理するためのアンゾフの成長ベクトルについて解説するね。
企業が成長するためには、「どの商品を」「どの市場で」販売していくのかを考えることがとても重要です。
そんな企業の成長戦略を整理するための代表的なフレームワークがアンゾフの成長ベクトル(アンゾフの成長マトリクス)です。
中小企業診断士試験でも頻繁に登場する重要論点なので、4つの戦略を確実に理解しておきましょう!
この記事では、アンゾフの成長ベクトルの基本から4つの戦略、覚え方、試験で狙われやすいポイントまでわかりやすく解説します。
アンゾフの成長ベクトルとは?

アンゾフの成長ベクトルとは、
「市場」と「製品」の2つの軸から企業の成長戦略を4つに分類するフレームワークです。
それぞれの軸を「既存」と「新規」に分けることで、企業が成長する方向性を整理できます。
| 市場\製品 | 既存製品 | 新製品 |
|---|---|---|
| 既存市場 | 市場浸透 | 新製品開発 |
| 新市場 | 新市場開拓 | 多角化 |
つまり、
- 市場を変えるのか
- 製品を変えるのか
この2つの視点で戦略を考えるということです。
① 市場浸透戦略(既存市場 × 既存製品)
市場浸透戦略とは、
今の商品を今のお客様にもっと販売する戦略です。
最もリスクが低い成長戦略とされています。
具体例
- 販売促進キャンペーン
- ポイント制度
- 広告宣伝の強化
- シェア拡大
- リピート購入促進
例えば、既存の飲料メーカーがテレビCMを増やして販売数量を伸ばすようなケースです。
② 新市場開拓戦略(新市場 × 既存製品)
新市場開拓戦略とは、
今の商品を新しい市場へ販売する戦略です。
市場を変えることで売上拡大を目指します。
具体例
- 海外進出
- 新しい地域への出店
- 法人向けから個人向けへの販売
- 若者向け商品をシニア向けにも販売
商品の中身は変えず、販売先を広げることがポイントです。
③ 新製品開発戦略(既存市場 × 新製品)
新製品開発戦略とは、
既存のお客様へ新しい商品を提供する戦略です。
すでに顧客との関係があるため、新商品の提案がしやすいという特徴があります。
具体例
- 新フレーバーの発売
- 上位モデルの開発
- 新サービスの提供
- 新機能を追加した商品
例えば、スマートフォンメーカーが最新モデルを発売するケースが該当します。
④ 多角化戦略(新市場 × 新製品)
多角化戦略とは、
新しい商品を新しい市場へ投入する戦略です。
4つの戦略の中では最もチャレンジ性が高く、リスクも高い戦略となります。
具体例
- 食品メーカーが化粧品事業へ参入
- 自動車メーカーが金融サービスを開始
- 家電メーカーが住宅事業へ進出
市場も製品も新しくなるため、不確実性が大きくなります。
4つの戦略をリスクで比較してみよう
一般的には次の順番でリスクが高くなります。
- 市場浸透
- 新市場開拓
- 新製品開発
- 多角化
市場も製品も変えない市場浸透が最も安全で、市場・製品の両方を変える多角化が最もリスクの高い戦略です。
この順番は試験でもよく問われます。
試験対策のポイント
アンゾフの成長ベクトルは、「市場」と「製品」の2軸を理解できれば得点しやすい論点です。
特に押さえておきたいポイントは次の3つです。
- 4つの戦略をマトリクスで整理して覚える
- 市場と製品のどちらが変化しているかを判断できるようにする
- 多角化が最もリスクが高く、市場浸透が最もリスクが低いことを覚える
また、PPMやSWOT分析など他の経営戦略フレームワークと関連づけて学習すると理解が深まります。
まとめ
アンゾフの成長ベクトルは、企業の成長戦略を整理するための代表的なフレームワークです。
市場と製品を「既存」と「新規」に分けることで、
- 市場浸透
- 新市場開拓
- 新製品開発
- 多角化
という4つの戦略に分類できます。
中小企業診断士試験では毎年のように登場する重要論点です。
単なる暗記ではなく、「市場が変わるのか」「製品が変わるのか」という視点で整理すると、初見の問題にも対応しやすくなります。
ぜひ4つの戦略をセットで覚えて、得点源にしていきましょう!

ありがとうございます。
なんだか良い商品のアイデアを出せそうな気がしてきました。

それは良かった!
アイデアを出す際には利用できるし、商品のコンセプトを周りの方に伝える際にも使える考え方だよ。
会社の仕事でも使える考え方だから、ぜひ理解しておいてね!


