お疲れ様です!!診断士に独学合格したサラパンです!

製品やサービスで価格が変動しやすいものと変動しにくいものがある気がするんですが何でですか?

良い質問だね!
製品やサービスの特性によって需要量の変化による価格の変化量は異なるんだよ。
今日は価格弾力性について解説するね。
価格弾力性とは

「価格を変えたら、売れる量はどれくらい変わるのか?」
この関係を数値で表したものが価格弾力性です。
例えば、同じ10%の値上げでも、商品の種類によって売上数量の減り方は異なります。
- お米や電気などの生活必需品は、多少値上げしても購入量はあまり変わりません。
- ブランドバッグや高級時計などのぜいたく品は、価格が上がると購入を控える人が増えます。
この「価格変化に対する需要量の反応の大きさ」を表す指標が価格弾力性です。価格設定や販売戦略を考えるうえでも重要な考え方であり、中小企業診断士試験でも頻出論点となっています。
需要の価格弾力性の計算方法
需要の価格弾力性は次の式で求めます。
需要の価格弾力性=需要量の変化率 ÷ 価格の変化率
需要曲線は右下がりなので、本来はマイナスになります。しかし、中小企業診断士試験では絶対値(プラスの値)で扱うことが一般的です。
計算例
ある商品について
- 価格:100円 → 90円(10%下落)
- 需要量:100個 → 120個(20%増加)
となった場合、
需要の価格弾力性=20%÷10%=2
となります。
価格を少し下げただけで需要が大きく増えているため、この商品は価格弾力性が高い商品と判断できます。
価格弾力性の見方
価格弾力性は「1」を基準に考えます。
① 価格弾力性 > 1(弾力的)
価格変化よりも需要量の変化が大きい状態です。
例えば
- ブランド品
- 高級家具
- 外食
- 娯楽サービス
などは価格に敏感なため、価格弾力性が高い傾向があります。
② 価格弾力性 < 1(非弾力的)
価格が変わっても需要量があまり変化しません。
代表例は
- 水道
- 電気
- 医薬品
- 米や食パンなどの生活必需品
です。
生活に欠かせない商品は多少値上がりしても購入せざるを得ないため、需要は大きく減りません。
③ 価格弾力性 = 1(単位弾力的)
価格変化率と需要量変化率がちょうど同じになる状態です。試験ではこの基準もよく問われます。
価格弾力性と売上(総収入)の関係
中小企業診断士試験では、価格弾力性と総収入(売上)との関係も頻出です。
総収入は
価格 × 販売数量
で表されます。
弾力性が1より大きい場合
価格を下げると販売数量が大きく増えるため、
総収入は増加します。
弾力性が1より小さい場合
価格を下げても販売数量があまり増えないため、
総収入は減少します。
つまり、
- 弾力性が高い商品 → 値下げが売上増につながりやすい
- 弾力性が低い商品 → 値上げしても売上が維持・増加しやすい
という特徴があります。
試験でよく出るポイント
価格弾力性は、単なる計算問題だけでなく、知識問題としても出題されます。
特に押さえておきたいのは次の内容です。
- 必需品ほど価格弾力性は小さい
- 代替品が多いほど価格弾力性は大きい
- 長期のほうが短期より価格弾力性は大きくなりやすい
- 水平な需要曲線は「完全弾力的」
- 垂直な需要曲線は「完全非弾力的」
また、直線の需要曲線では価格弾力性は一定ではなく、位置によって変化する点も試験で狙われやすい論点です。
覚え方のコツ
価格弾力性は、
「価格が変わったとき、需要がどれだけ反応するか」
という一文で理解すると覚えやすくなります。
また、
- 必需品=反応しにくい=弾力性小
- ぜいたく品=反応しやすい=弾力性大
というイメージを持つと、問題を解く際に迷いにくくなります。
さらに、
「値下げすると売上が増えるのは弾力性が1より大きい商品」
という関係もセットで覚えておくと応用問題にも対応できます。
試験対策のポイント
価格弾力性は、中小企業診断士試験では計算問題・文章問題・需要曲線を用いた問題など、さまざまな形式で出題されます。
試験対策としては、次のポイントを押さえましょう。
- 需要の価格弾力性の計算式を正確に覚える
- 弾力性は絶対値で判断することを理解する
- 「1」を基準に弾力的・非弾力的を判断できるようにする
- 総収入との関係を整理して覚える
- 水平需要曲線・垂直需要曲線・直線需要曲線の特徴を区別する
これらを理解しておけば、多くの過去問に対応できるようになります。
まとめ
価格弾力性とは、価格が変化したときに需要量がどれだけ変化するかを表す指標です。
中小企業診断士試験では、公式を暗記するだけではなく、「価格弾力性が大きい商品・小さい商品」「総収入との関係」「需要曲線との関係」まで理解しているかが問われます。
まずは「価格変化に対する需要量の反応」という基本概念をしっかり押さえ、その上で計算問題や過去問を繰り返し解きましょう。価格弾力性は、経済学・経済政策の得点源となる重要テーマです。

ありがとうございます。
製品やサービスを提供する側はいろんなことを考えて価格を決定しているんですね。

そうだね。
どんな顧客がどんな考えで製品やサービスを利用するかを考えたうえで特性に合わせて価格を決定する必要があるよ。


